仕事を知る

環境・土木部

S.Rさん  2014年入社

細やかな確認と密なコミュニケーションを怠らず、 安全に、着実に、完成に向け現場作業を牽引

仕事内容

現在は現場監督として、主に広大な住宅地の造成、区画整理と、それに伴う電気、ガス、地下の下水道などの整備、また道路建設などを担当しています。人々の生活の基盤をつくる仕事です。具体的には、設計士が作成する設計図を実際の現場と照らし合わせ、工事に必要な施工図を作り、それをもとにスケジュールの作成、必要な人員の手配、材料の発注、作業の指示などを行いながら、進捗を管理しています。

カンボジアの大学を卒業して、約1年間の研修を経て来日し、小島組で本格的な社会人生活をスタートしました。入社3年目までは毎日が勉強の日々。先輩方にいろいろなことを教わりながら、土木工事の基本を学びました。はじめは作業員の方に「これはできない」などと言われるとついムッとしたり、うまく進行できないことがありましたが、彼らが「できない」ということには理由があり、その原因を聞きとって解消するのが私の仕事なのだと、経験を重ねることで理解するようになりました。また、小さな引っかかりでも、その後の工程に影響を及ぼすことがあるので、その都度きちんと解決してから次の工程に進まなければならないことや、言葉のニュアンスなどは個人差があるので、じっくり話をし、共通認識が持てているかを確かめることの大切さなど、どんなことも確認を怠らず、着実に進めることが、建設の仕事においていかに大事かも現場から学びました。今の仕事において、コミュニケーションはとても重要です。

それらがきちんと身に着いたのが入社から3年が経ったころ。そこからは自分が現場でしっかり機能している実感が得られるようになり、仕事がますます楽しくなりました。

1日の主なスケジュール

7:45

メールチェック、朝礼の準備

8:00

朝礼(ラジオ体操、各担当から作業工程の報告、安全コール)
工事現場の安全パトロール
現場施工状況の管理(搬入・測量・写真など)

12:00

昼食

13:00

午後の作業の打ち合わせ(本日の現場作業状況と明日の作業工程の確認)
現場施工状況の管理
設計内容の確認と各図面作成、測量内容の段取り
現場パトロール

17:30

明日の各作業の段取り確認と準備

入社のきっかけ

カンボジアは整備された道路が少なく、ガタガタの砂利道を使っています。そのため、土木技術をしっかり学び、いつか故郷にきれいな道路をつくることが幼いころからの夢でした。
世界の中で、日本の土木技術はトップレベルです。日本の現場で土木や建築を学びたいと就職活動をしていたところ、インターネットで小島組を知りました。歴史があり、地元に根付き、信頼できる会社だというのが小島組に対する印象でした。

達成感を感じたこと

まさに今です!まもなく、約2年7か月をかけた工事が完成します。市から受託した区画整理事業で、元あった構造物を撤去し、街区を造成するところから、水道、ガス、電気、雨水及び汚水管の整備、道路、公園の建設などを長期にわたり行ってきました。
これだけ大規模の現場は初めてでしたし、街づくりに一から携われる経験はとても貴重でした。はじめは新人だった私も、今は所長に次ぐ位置づけとなり、現場を最もよく知る立場になりました。「こうしたい」という自分の考えを周りにしっかり伝え、それが反映できた現場でもあったので、今、とても感慨深いです。
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小島組の社風

安全第一で基本に忠実に、着実に作業が進められる会社です。私は土木技術に加え、日本語や日本の文化・習慣もすべて先輩たちに教えてもらいました。わからないことは丁寧に教えてくれますし、皆とても親切で温かいです。小島組の一員として働く中で、私の仕事は個人の仕事ではなく、グループの仕事なのだと実感するようになりました。結束力があり、チームで力を発揮できる会社だと思います。

今後の目標

カンボジアは大きな橋がやっと少しずつつくられ始めている段階で、トンネルはまだありません。広い川に橋がかかったら、そして大きな山にトンネルが通ったら、人々の利便性は飛躍的に向上します。だからこそ、いつかは小島組で橋梁工事、トンネル工事に携わり、その技術を修得して、故郷に貢献したいです。

就活中の方へメッセージ

日本の土木技術は本当に素晴らしく、その最前線で働けることはとても貴重ですし、大きなやりがいが感じられます。その中でも、小島組は地元密着型の会社で、さまざまな案件を通し、地域の人々の生活基盤をつくり、支えているという実感が得られます。私も少しずつ後輩を指導する立場になってきたので、入社してくれる皆さんと、将来一緒に働けるのを楽しみにしています。

作業現場について

神奈川県茅ケ崎市内の大規模な土地区画整理事業。2018年5月から2020年12月までの長期にわたる大規模工事が行われた。小島組は道路やさまざまなインフラ設備のほか、公園の建設も手がけた。

募集要項

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