現場に携わる人と人をつなぎ、完成した建物が地域の人々をつなぐ。現場管理とは”つなぐ”仕事
新築や増改築、耐震補強や老朽対策などさまざまな現場における施工管理をしています。設計士が描く設計図から、現場の作業員が実際に作業するための施工図面を作成し、それを元にした人員構成、スケジュール管理、各作業員への作業指示や、お客様へ施工状況をご報告するための工事写真の撮影・整理などを行っています。
役割は多岐にわたりますが、施工管理をひとことで表すとするなら“つなぐ”仕事。現場には私たち建築担当のほか、電気設備や機械設備などさまざまな会社が関わり、それぞれのプロが集います。現場にいるすべての人間が一丸となって、1つの建物を完成させるためには、私がパイプ役としていかに現場の人たちをつなげられるかが大きなカギになる。そう常に自分に言い聞かせて現場に臨んでいます。
そのため、日ごろから心がけているのは、何といっても積極的なコミュニケ―ション。とくに仕事以外の日常会話などを多くするよう努めています。現場は大先輩の職人さんばかりなので、単純にかわいがっていただけるようになり、現場がスムーズに進行するということもありますが、たわいない会話の中から、「そういえばあの作業で……」と仕事に関する情報が得られることもあり、日常会話は侮れません!
小島組は特別養護老人ホームなどの福祉施設や学校などの公共施設も多く手がけているので、現場職員たちのつながりによって完成した建物が、完成後にもっともっと多くの人をつないでいくことになります。それを目の当たりにすると、やはりいい仕事だなと思います。
1日の主なスケジュール
8:00
現場朝礼、職員・作業員全員で作業内容などを確認
9:00
現場の巡回、現場周辺の点検、作業員への指示、工事写真撮影
11:40
職員、各協力業者で工程打ち合わせ
12:00
昼食
13:10
現場の巡回、進捗の確認
14:00
工事写真整理、図面作成、打ち合わせなど
17:30
現場作業終了
明日の段取り、現場報告書作成、書類作成整理など
入社のきっかけ
父が型枠工事業の会社を営んでいるため、幼いころから建設の仕事への興味と憧れがありました。それで、建築学科がある厚木市内の大学へ進学したのですが、その体育館の解体工事を担当していたのが小島組。どんな会社なのかと調べてみたところ、地域に密着した歴史ある会社だとわかり、とても興味がわきました。建設を通し、さまざまな地域貢献ができそうだと思ったのも志望理由のひとつですね。
達成感を感じたこと
初めてメインで任された小学校の増築工事が無事に完成した時です。大規模な現場を無事に進行できたことには、やはり大きな達成感がありました。さらに、小学校の全校生徒と先生方が集まって、「増築新校舎完成ありがとうの会」を開いてくださって、児童たちや近隣の方々にご迷惑をおかけすることなく終えられたのだと、改めて実感できたことも本当に嬉しかったです。
小島組の社風
小島組は巨大企業というわけではありません。だからこそ、一人ひとりに与えられる権限や仕事の幅が広いというのが特徴だと思います。先輩方の万全のサポートのもと、私たち若手にもさまざまなチャンスを積極的に与えてくれますし、また勉強会を開いてくれたりと、次の人材を育てる意欲がとても高い会社だと思います。
今後の目標
今はさらなるステップアップに努め、僕の上司である現場所長にあたる、「現場代理人」を目指しています。そうしてもっともっと多くの建設に携わり、地域貢献、地域発展に寄与していきたいです。
就活中の方へメッセージ
仕事選びはとても大切です。企業研究やインターンシップなどを活用し、現場管理とはどういう仕事か、どんなやりがいがあるのかなどじっくり検討してください。僕ははじめ、小島組に対し、歴史が長い分、「堅苦しそう」「考えが古そう」といったイメージを持っていました。しかし実際は、新しいことに積極的にチャレンジし、私たち若手の意見を柔軟に取り入れてくれるので、イメージと実際は全く違うのだと実感しました。企業についてもよく研究したうえで、皆さんが小島組を選んでくださることを祈っています。
作業現場について
相模湾や江の島を望む神奈川県立鎌倉高校における耐震補強工事・老朽対策工事を実施。耐震補強工事では、建物の骨組みを強くする耐震ブレースや、柱、壁の補強を設置。老朽対策工事では、屋上防水の全面改修、外壁の全面塗装改修を請け負った。Kさんは2020年9月2日から翌年7月30日までの約11か月間にわたり、現場を進行する。