仕事を知る

新規開発・設計積算部

K.Sさん  2013年入社

綿密な計画・計算力で、新規案件受注の要に

仕事内容

私たちが担う「積算」とは、設計図から建物を造るのに必要な工事を洗い出し、その数量に単価を掛けて、工事費を算出する仕事です。材料費だけでなく、工事に係る人の労務費、仮設に必要な費用や諸経費なども計上して、内訳書を作成していきます。

工事には大きく分けて、公共工事と民間工事があります。公共工事では、設計図と一緒に数量内訳まで提示されている場合が多く、私たちは官庁が定める設計価格をつかむため、さまざまな積算基準をもとに単価や経費の計算を行います。すでに設計価格という正解が設定(事前に公表はされていません)されているので、落札にはそこに正しく着地するための計算の正確性が求められます。また、設計価格とは別に、同時進行で入札前に実際にかかる工事費を算定し、赤字にならないかを検証するのも大切な仕事です。

民間工事では、公共工事と同様に入札形式がとられる場合と、見積りの内容から施工計画や安全面、技術面などが検討される見積合せが行われる場合があります。予算超過で受注に至らない場合は、仕様変更の提案や価格の見直しを行い、事業が成り立つよう調整するのも私たちの大切な仕事です。

「積算」という仕事の醍醐味は、受注(契約)できるか否かが私たちの腕に大きくかかるところにあります。まずは着実に計算を進めながら、費用をできるだけ抑え、また工事を計画的に進めるための安全や技術はしっかり確保する。これらをバランスよくこなしていくためには、計算の正確性だけでなく、細やかな配慮や関係各所とのコミュニケーション力も求められます。

仕事が受注できるかどうかは小島組はもちろん、外部の協力会社からの期待もかかるので、責任重大ですが、それだけやりがいも大きな仕事です。

1日の主なスケジュール

8:25

出社、メールチェック、ラジオ体操、朝礼

9:00

見積もり業務(図面確認、数量拾い、
内訳作成、見積もり依頼、業者見積もりチェックなど)

12:00

昼休憩

13:00

引き続き、見積もり業務

17:45

明日の業務確認、準備、退社

入社のきっかけ

幼いころからモノを作ることが好きで、よくブロックのおもちゃでおうちを作ったりしていました。その気質が大人になるまで変わらなかったんですね(笑)。大学では建築学科を専攻し、建設会社やハウスメーカーなどへの就職を希望していました。そんな学生時代にアルバイトをしていたのが、偶然にも小島組の系列会社である株式会社アーバン。私が建築学科を専攻していることを知った当時の支配人(現小島組専務・小島氏)から、よかったら入社試験を受けてみないかと声をかけていただきました。改めて企業研究をしてみると、学生時代に部活でよく利用していた陸上競技場や、祖父の葬儀を執り行った斎場など、私の人生にも関わりが深い、厚木市の数多くの施設を手掛けていたことを知りました。それで、私も生まれ育った厚木を支える一員になりたいと、小島組への入社を志望しました。地元愛が強いので、転勤の心配がなく安心して働けるのも魅力的でした。

達成感を感じたこと

公共工事は規模が大きい案件も多いのですが、綿密な積算によって、何億という単位で正確な金額が算出できた時は頑張ったなと思います。それにより、仕事の受注が決まれば、さらに達成感は高まりますね。
初めて競争入札を任された際に、上司や先輩の手厚いサポートや、外部の協力会社の方々の温かなご協力によって受注を獲得できたことは、今も大きく心に残っています。もちろん、周囲の方々の助けがあってこそなのですが、上司に「金丸がよく頑張ったからだよ」と言ってもらった時に、努力が報われることがこんなに嬉しいものなのかと実感しました。あの時の感動が忘れられず、今の原動力にもつながっている気がします。
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小島組の社風

社会に出ていろいろな人と会う機会が増えましたが、その中でも、小島組の社員は皆とても個性的で、またその個性が光るいいチームだと思います。若手社員も含め、一人ひとりが自分の仕事に責任と誇りを持って動き、その力が積み重なって、小島組という会社を前進させているように感じます。入社前は、歴史が長い会社なので、保守的なのではないかと思っていましたが、私が入社してからも、毎年のように新しい事業や工法に挑戦していて、常に進化し続けている会社だと思います。

今後の目標

学生時代からの夢だった一級建築士を取得したいと思っています。大学では、一級建築士の受験資格を得るために授業を組み立てていましたし、さらに小島組で実務経験を積むことができ、まず第1のハードルとされる受験資格を得ることができました。非常に難易度が高い国家試験ですが、何度でもチャレンジして、いつか設計施工の物件に自分の名前が載る日がきたら嬉しいですね。

就活中の方へメッセージ

私も実際にそうでしたが、小島組は若い社員にも責任ある仕事を任せてくれる会社です。責任がある分悩むことも決して少なくはありませんが、先輩の手厚いフォローに支えられ、日々自分の成長が感じられます。自分が少しでも携わった建物が、自分の住む街に増えていくのはやっぱり嬉しいもので、一緒に働くことができたら、きっとこの楽しみを共有できると思います!

募集要項

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